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2026年02月25日
【埼玉石心会病院】 AI活用で広がる看護の可能性
当院では「患者主体の医療」の実現を理念に掲げています。しかし近年、在院日数の短縮や病棟稼働率の上昇により、患者さんやご家族と十分に“会話”を行う時間が確保しづらい状況が続いています。限られた時間の中で質の高い情報提供を行うためには業務効率化が不可欠であり、その一助として生成AIを活用した記録支援システム「Caretomo」を導入することにしました。
導入前は、記録業務に多くの時間を要し、超過勤務が常態化していました。スタッフが昼休憩を削って記録を行う場面も多く、患者さんと向き合う時間が減少しているという声もありました。また、看護計画・実践・評価の一貫性が弱く、日々の看護実践を計画に沿って振り返る余裕が十分に確保できていない状況でした。
Caretomoは、看護師と患者さんの会話を収音し、看護診断・計画と照合したうえでSOAP記録案を提示するシステムで、記録作成の補助として機能しています。
導入後の効果としては、記録にかかる時間が減少し、午前中に記録を終え、昼休憩中に記録を行うことが減りました。また、午前に記録が終わっているため、午後の入院対応に集中できるようになったという声が多く聞かれます。また、SOAP記録への負担感が導入前5.83点から3カ月後には5.26点へと徐々に軽減しています。スタッフからは「記録が楽になった」「午前中に記録が終わるようになった」「SOAPの書き方の学びになる」といった前向きな声が寄せられています。
一方、 AI特有のハルシネーションや誤変換、提案内容への違和感など、修正を要する場面もあります。「アセスメント力の低下が心配」「誤字脱字が多い」といった慎重な意見もあります。
今後は、音声データを活用できる場面をさらに広げ、患者さんやスタッフとの“会話”の延長で必要な記録が自然と整う状態を目指していきます。全スタッフが無理なく活用できるよう改善を重ね、記録負担の軽減と患者との対話時間の確保を両立させる運用を進めていきたいと考えています。また、AIに依存しすぎることなく、 AIと上手に協働していくために看護師自身の変化も促していきたいと考えています。
<会話記録で使用してる様子>
<Caretomo使用時>
<収音用マイクデバイス>
Caretomoは、看護師と患者さんの会話を収音し、看護診断・計画と照合したうえでSOAP記録案を提示するシステムで、記録作成の補助として機能しています。
導入後の効果としては、記録にかかる時間が減少し、午前中に記録を終え、昼休憩中に記録を行うことが減りました。また、午前に記録が終わっているため、午後の入院対応に集中できるようになったという声が多く聞かれます。また、SOAP記録への負担感が導入前5.83点から3カ月後には5.26点へと徐々に軽減しています。スタッフからは「記録が楽になった」「午前中に記録が終わるようになった」「SOAPの書き方の学びになる」といった前向きな声が寄せられています。
一方、 AI特有のハルシネーションや誤変換、提案内容への違和感など、修正を要する場面もあります。「アセスメント力の低下が心配」「誤字脱字が多い」といった慎重な意見もあります。
今後は、音声データを活用できる場面をさらに広げ、患者さんやスタッフとの“会話”の延長で必要な記録が自然と整う状態を目指していきます。全スタッフが無理なく活用できるよう改善を重ね、記録負担の軽減と患者との対話時間の確保を両立させる運用を進めていきたいと考えています。また、AIに依存しすぎることなく、 AIと上手に協働していくために看護師自身の変化も促していきたいと考えています。
<会話記録で使用してる様子>
<Caretomo使用時>
<収音用マイクデバイス>