2025年11月25日
【さやま地域ケアクリニック】 特定看護師による褥瘡管理を実施中
有床クリニックとして、在宅医療を実施している「さやま地域ケアクリニック」看護部に勤務する佐東博子主任(訪問看護認定看護師)が、昨年「特定行為研修」を修了し、「在宅」と「病棟」を繋いでいます。
佐藤主任が修了をしました特定行為区分は、以下の2区分です。
・呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連
・創傷管理関連
特に「創傷管理関連」は、在宅ではニーズの高い医療行為の一つです。難治性の褥瘡の患者さんに対し、看護師が『壊死組織の除去』、『VAC療法(陰圧閉鎖療法)*』などの特定行為を医師の指示のもとに実施できます。 当クリックは病床をもっているため一人の患者さんに対して、同じ看護師が在宅でも病棟でも看て処置を行うことが可能です。 そして、在宅と病棟でシームレスな連携をとることができ、患者さんご自身だけでなく、そのご家族にも継続した看護が提供可能です。
佐東主任は、1993年に准看護師として石心会に入職し、7年前に『訪問看護認定看護師』を取得されました。
受講のきっかけは「在宅看護を行うようになり、医師が常にいるとは限らない場面が多い中でも自宅療養をされる方にタイムリーに医療を提供する必要があると痛感しました。 また、聖路加大学での認定看護師コース受講中に講師の先生より特定行為看護師が必要とされる施設は特養など医師不在の施設ですと言われたことを思い出し受講を決めました」とのことです。
『褥瘡管理』の病院と在宅の違いは、「病院では完治を目指しますが、在宅では治癒を早め、介護負担を軽減させる目的もあります。 完治せずとも、毎日の創処置の負担を軽減することで、ご本人とご家族の精神面と体力面の双方の介護負担を軽くし、生活しながら医療を受けていただきたいです」とお話されました。
そして、最後に「在宅での特定行為は病院とは環境が異なり医師不在・器具や衛生環境も限定されます。また、緊急時対応には時間がかかります。在宅での特定行為の実践は安全を最優先に考えることが重要です。 しかしながら、なるべく自宅で過ごしたい患者さんのために確実な技術を身につけ、医師や地域と連携協力し特定行為を実践していきたいです。また、後輩の育成にも尽力したいです」といただきました。
研修は、『VAC療法』の実習を埼玉石心会病院で行い、それ以外の研修・実習をさやま地域ケアクリニックにて行いました。
*難治性の傷を被覆材で密閉し、専用機器で吸引して陰圧状態を維持しながら創傷の治療を行う方法

『VAC療法』の様子1

『VAC療法』の様子2