2024年11月25日

【埼玉石心会病院】 救命救急棟の建築について


埼玉石心会病院で建設中の救命救急棟は順調に工事が進んでおり、2025年4月からの運用を目指しています。
埼玉県は、救命救急センターの重篤患者受け入れについて実績を公表していますが、その救急受け入れ実績と埼玉石心会病院の実績を比較してみると、埼玉県に11ある救命救急センターと全く遜色のない重篤患者の受け入れ実績となっています。 この事実から埼玉石心会病院が地域で重要な救急医療を担っていることがわかります。
埼玉石心会病院がある埼玉西部医療圏(日高市、飯能市、入間市、狭山市、所沢市)の人口は約78万人です。救命救急センターは、当初人口100万人に1センターを目標に整備されていましたので、 防衛大学病院と埼玉医大国際医療センターの2施設あればいいということになりますが、前述の実績の通り、この2施設だけでは、重症患者を十分に受けいれることが困難な状態になっていることがわかります。 そのため、地域医療をより推進していくには、当院も救命救急センター化をする必要があると判断しました。
現在、救命救急センターの開設・申請に向けて、段階的に体制や運用といったソフト面での準備を進めています。また、ハード面では救命救急棟を建築中で、こちらは救急救命センター申請前の、2025年春からの運用を目指しています。

《参考》救急救命センターの役割


・重症及び複数の診療科領域にわたる、全ての重篤な患者を、原則24時間体制で受け入れる
・1、2次救急医療施設の後方病院として救急搬送患者を受け入れる
・医学生、臨床研修医等に対する救急医療の臨床教育を行う


《参考》2023年の埼玉県の救命救急センターの重篤患者受け入れ実績と埼玉石心会病院の実績





 







救命救急棟外観 正面
(2024年11月12日撮影)





救命救急棟外観 横







救命救急棟内 病室