2024年03月25日

【川崎幸クリニック】 川崎幸クリニック 25周年


川崎幸クリニックは、2023年9月に25周年を迎えました。11月7日には記念イベントを開催。杉山孝博院長のご挨拶のあとに、映画「認知症とともに生きていく」、「いのちの停車場」が上映されました。会場は多くの方が来場されて満員となりました。

【杉山孝博 社会医療法人財団石心会理事長/川崎幸クリニック院長 コメント】
1998年9月に川崎幸病院の外来部門を分離して開院した川崎幸クリニックは、2023年9月に満25周年を迎えました。病院・診療所分離、電子カルテシステム、完全予約制、全室個室の診察室、建物の免振構造など、当時としては極めて新しい機能を採用するとともに、地域医療の拠点として専門医療・在宅医療・検査機能の充実に取り組んできました。また、夕方診療・日曜祭日診療を実施することで、365日切れ目のない診療体制を確立してきました。2015年7月には、院内診療スペースが限界に達し、第二川崎幸クリニックを設立して機能的分離を行いました。同時に、在宅部門を強化するために院内に地域医療部を設置して、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリ・医療相談に取り組んできました。紙のカルテから電子カルテへの切り替えや、新しいオーダリングシステムへの対応など、創成期だからこそ経験した苦労も、今となっては懐かしく思い出されます。病診分離や電子カルテシステムは当時としては先駆的な取り組みでしたので、新聞・雑誌の取材や、北海道から沖縄までの医療機関から延べ120回余の見学があり、新しい医療モデルとしての役割を果たしました。
2020年1月日本に侵入した新型コロナウイルス感染症は川崎幸クリニックの診療体制にも大きな影響を与えました。3月には専用の診察室・待合室をもった発熱感染症外来を開設して診療にあたりましたが、患者数など経営的に大きなダメージを受けました。最近、回復の兆しが見えてきてほっとしているところです。感染対策や災害対策をしっかり実施していくことは言うまでもありません。
今後の川崎幸クリニックとしては、社会医療法人財団石心会の理念である「断らない医療」「患者主体の医療」「地域に根ざし、地域に貢献する医療」を着実に実践して、地域住民や地域の医療機関に信頼される医療を展開していくつもりです。




満員の会場で挨拶をする杉山院長/理事長