NEW
2025年11月25日
【埼玉石心会病院】 味わって学ぶ「栄養フェス」開催
10月8日(水)、埼玉石心会病院 6階中央ELVホールにて、栄養課主催の「栄養フェス」が開催されました。
本イベントは、栄養剤を扱う医師および看護師を対象に、栄養補助食品や濃厚流動食の試飲・試食を通じて製品理解を深める初の試みであり、当日は多くの職員が参加しました。
実施の目的は、栄養剤の特徴や味を実際に体験してもらうことで、多職種が適切な使用方法を理解し、日々の診療やケアに活かせるようにすることです。
出展企業は、院内で実際に採用している「ニュートリー」「森永乳業クリニコ」「明治」の3社。各社からは、現在使用中の製品に加え、未採用の新製品も紹介され、参加者は味や食感の違いを比較しながら体験しました。企業担当者による説明に熱心に耳を傾ける職員の姿も多く見られ、会場は終始活気にあふれていました。
会場では、参加者に3枚のシールを配布し、「おいしい」と感じた製品に貼ってもらう投票形式を採用。味の好みを可視化することで、今後の製品選定にも活かせる仕組みとしました。昼休みの時間帯ということもあり、偶然通りかかった職員が立ち寄る場面も多く、イベントの認知拡大にもつながりました。
参加者からは、
「青りんご味はさっぱりしていて飲みやすい」
「ヨーグルトは酸味があってすっきりとした味わいで、食欲不振時にも食べやすい」
など、さまざまな感想が寄せられました。
また、企業担当者からは「固形物が摂取できない方でも栄養を補えるよう、生クリームで味の調整をしている」「高カロリー化には工夫が必要」といった開発の裏話も伺え、製品への理解がさらに深まりました。医師にも実際に試食していただき、今後の製品選定に向けた意見交換の場としても有意義な時間となりました。
試飲・試食を通して職員同士の交流も生まれ、和やかな雰囲気の中で栄養について理解を深めるひとときとなりました。

製品説明を受け試飲中

試飲後に投票する様子

試飲試食を手に取る様子

事前周知用院内ポスター